たまたまDVDで観た映画①:70年代ノスタルジーSF娯楽アクション『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
■やらなければいけないことが進まず、思わずしゃにむにDVDで映画鑑賞を重ねている。そんな動機では映画にも申し訳ない気がしますが、逃避先的DVD鑑賞メモ、第一弾です(この映画が好きな方には、ネガティブな書き留め方になっていることをあらかじめお詫びしておきます)。というわけで、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)。結論としては、なんでこれ借りるリストに入れちゃったんだろう感が膨らんだ平凡なコミカルアクションSFでした。体感アトラクション的にはたぶんよく出来ているから、劇場でなくDVDで鑑賞したのが根本的な間違いだった、という面も否めないのですが。SF大作時代の幕開け、1978年(スターウォーズと未知との遭遇が時代を切り拓いた頃!)に回帰してノスタルジーを煽る。70年代のディスコミュージックのカセットテープ(お母さんの形見でもある)を命綱のように大切にしている主人公(彼はまだ少年だった1978年に宇宙船で地球から連れ去られ、今はコミカルなちんぴら宇宙ギャングに成長している)とか、R2-D2とC-3POの凸凹コンビをそのまま‘しゃべるアライグマ’と‘木人間’のコンビに移し替えたようなキャラ設定(アライグマはドライな切れ者。で、木人間の方、木としては超人的(?)だが、発語に関しては自分の名前を言うこと(だけ)ができるなどなかなか愛嬌もの)、とか。ノリは完全に少年ジャンプです。もちろん、わるくはないのですが、‘アクション映画鑑賞者レベル’(?)が低い私が観るべき映画じゃなかった。私、日頃、観る映画を選ぶに当たってIMDb top 250を気にし過ぎていて、それが高じ、普段は観ないジャンルの映画だけど観ておかなければいけないかな感から、最近ランキング高位に入っている『アベンジャーズ』(2012)や『X-MEN フューチャー&パスト』(2014)や『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)を自分のTSUTAYA DISCASリストに加えてしまっていたのです。その勢いで(それら3作はというと未だ届いていない)、この作品もラインナップに混ぜてしまった、そしたら予想外に早く届いた、というのが今回の鑑賞に至る成り行きでした。こんどは逆の勢いで、自分のリストからアベンジャーズやXメンやキャプテンアメリカやその他のアクション映画の類いを全部削ってしまったのだけれど、それはそれでいつか後悔することになるのかなあ。。
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