思いがけない傑作『RUSH』に、‘あしたのジョー’を連想する
■台風が迫ってきていて気ぜわしいので、先週新宿に行った時TSUTAYAで借りてきたVHS物件を前倒しでダビング&鑑賞し、昨日のうちに返却宅急便に出した。エドワード・ヤン『クーリンツェ少年殺人事件』(1991)以外のもうひとつは、同じ台湾よりホウ・シャオシェン最初期の作品『風が踊る』(1981)。この『風が踊る』、ツッコミどころの多い作品で全体としてはううう〜ん、なんだけれど、それでも最初から最後まで観る気を繋ぎ止めてくれるくらいの“強さ”があった。
■TSUTAYA DISCASから届いていた新作DVDよりロン・ハワード『RUSH ラッシュ/プライドと友情』(2013)を観る。絶対自分から進んで観る類いの作品ではないんだけれど最近のヒット作だし、世評がひじょうに高いみたいなのでなんとなくdiscasにリクエストした。そうしたら思いがけず「当たり」物件だった!!ボクシングに興味がなくてもあしたのジョーは面白いでしょ、に近い感覚で、F1レースにまったく興味のない私にも十分面白い実録レーサーライバル物語。こういう意外な出合いがあるから、世間の評判のチェックも大切だなぁと思う。
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