1979年=蟹江敬三35歳の達成。---『十九歳の地図』と『天使のはらわた 赤い教室』
■蟹江敬三が見たくてTSUTAYA DISCASにリクエストしていた旧作DVD2本が、昨日届いた。昨日、そして今日と続けて観る。根岸吉太郎(×立松和平)『遠雷』(1981)と柳町光男(×中上健次)『十九歳の地図』(1979)。『遠雷』は、目当ての蟹江敬三さんの出番が少なくてちょっとがっかり。20年後の‘祭りの準備’、みたいなATG映画。80年代初頭の‘片田舎’の空気が暑苦しい。『十九歳の地図』の方にはひじょうに満足。こっちも暑苦しい‘70年代(自主)映画’なんだけどね。同じ1979年の作品、曽根中生による日活ロマンポルノ『天使のはらわた 赤い教室』と並んで、最高の蟹江敬三映画に違いない。1979年=蟹江35歳の達成。
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